ぴっつぁー大学留学記/Pitzer College blog🌵

アメリカの大学に進学して感じたことを率直に記録していくブログです

8/31 グーグルマップが使えない村に転生した件🗺

8/31

 

〈メモ〉

- ジョン、ダニエル…一緒にアメリカから留学してきてる友達

- マニャーナ村…わたしがホームステイしてるボツワナの村。

 

マニャーナ村、空が広くて星は綺麗だし食べ物も美味しいし毎日楽しんでるんだけど、唯一難儀してることがあるとすれば道が時々「ほぼ砂浜」なところ。


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道が舗装してあるしてないとかではなく(ほぼ舗装されてないんだけど)、ほんとに砂浜な上に土が赤いので、油断しているとくるぶしまで砂に埋まることになる。

 

写真はまだいいほうで、砂がこんもりと盛り上がって一歩ごとにずず、ずずと足を引き上げなきゃいけない道もたくさんある。

毎日靴に砂が溜まるし、スマホを落とすとすごく嫌な気持ちになるし、履いてきた新品の白スニーカーはあっという間に茶色になった…

 

今は割り切って毎日黒のスニーカーで歩いている。何事もこだわりを捨てればちょっと楽になるものだなぁ。

 

ともかく、今日は学校が終わった後、ダニエルの家に遊びに行くためにジョンと一緒にざくざく砂だらけの砂浜のような道を踏みしめて家まで歩いてった。

ダニエルの家まで片道40分くらいかかるんだけど、村の家々はどこも正直おんなじような見た目だし、ちょっとたどり着けるか不安だった。

 

ちなみに、マニャーナ村ではGoogle mapは使えない。使えないっていうか、使えるんだけど、あんまり意味ないのだ。

教会とかお店とかいくつかの施設を除いて、ほぼ真っ白。ストリートビューはない。

道は地図に載ってないことのほうが多いし、そもそも大体の土地が、野原か道か誰かの所有地なのか判然としない。


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見事なまでに白いマップ。

 

そんな土地で冒険するのが怖すぎて、みんなでどこかに行くとき以外は学校と家との往復だけしかしてこなかったんだけど、ちょっとは遠くに行ってみようか、と思ってジョンと歩き始める。

 

道知ってる?とジョンに聞いたら「大丈夫!ダニエルに行き方を送ってくれるよう言っといたから!」と言われて安心する。

 

いざトークを開いてみると

「道なりにまっすぐ」「大きな木を見たらちょっと左に曲がる」「ここまで来たら細い道じゃなくて太めの道を右に」「最悪わかんなくなったら人に聞いて」

 

…。

 

 

え、まじ?

 

急に汗が出てくるのを感じながらも、 メッセージを頼りになんとか歩いてみる。

途中の家々で道を聞いてみるも、伝わってるか不安な2週間クオリティのセツワナ語と相手の英語をなんとか聞き取りながら向かう。

 

最後一直線ひたすら歩く道で、ジョンが「俺たちは道を間違えた、引き返そう」って言ったときはほんとにどうしようかと思ったけど、道の先にダニエルを見つけたときは安堵で力が抜けた。

迎えに来たダニエルがそれはもう神々しく見えた…

 

せっかく辿り着いたのに、17時には家に帰ると言ったので20分くらいしかいられず、もと来た道を引き返すことにする。

急いでいたけれど、帰るまでの間に4人もの人に声をかけられる。大体立ち止まってお喋りになる。

どこにステイしてるの、と聞かれると大体苗字を言うと「ああ、あそこの人ね。知ってるよ」となる。

友達だよとか言われることもしょっちゅうある。すごいなあ。小さい村だ。

 

以上、グーグルマップに頼って生活してる方向音痴が冷や汗をかいた話でした。

最近、一つ一つの文章が短いほうが読みやすいのかな〜と思って短くしてるけどどうなんだろう? もっとがっつり読みたかったりするんだろうか…

 

まだまだ試行錯誤です、それじゃまた次の記事で〜!