9/16 ヴィクトリアの滝に行ってきた!!面白い日本語タトゥーのお姉さんに会ったよの巻
こんにちはリコです!今回はヴィクトリアの滝に行った時の話を書くよ~
サファリに行った会から読みたい人は、下のリンクから読んでみてね!
〈メモ〉
・本人…Pitzer大学の3年生。留学制度を利用してボツワナと南アフリカに留学してるよ
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。
今日はチョベから少し足を伸ばしてヴィクトリアの滝に行ってきた!
ヴィクトリアの滝はボツワナとジンバブウェの国境近くにあって、チョベからはバスで1時間くらいで行けるみたい。
もともとは予定にはなかったんだけど、友達のうちの一人が「こんな機会もう絶対ないから行きたい!!」って提案して、検討した結果行かせてもらえるようになったのだ。
大型バスで混雑した道をバスで進むと、あっという間についた。
ゲートを抜けてしばらく歩くと…
目の前に、どーん!!!!!!
うわああああああああすごい!!!
高く吹き上げられた飛沫が風に乗って、こちらにまでぱらぱらと霧雨が降っている。
ほかのところと違って、滝の周りだけはツタ植物やシダ植物が青々と生い茂り、南国のジャングルのような植生になっていた。
ヴィクトリアの滝は横幅がとても広いので、対岸にある滝を眺めながら移動して様々なスポットで写真を撮ることができる。
みんなのテンションも上がりまくりで、1つのスポットで何十枚も写真を撮ってしまう。
さすが世界三大瀑布に数えられるだけあって、日本の滝とはスケールもサイズも桁違いだ。轟音が常に鳴っていて、わたしたちのはるか下まで落ちているのに頭上高くまで飛沫が吹き上げられている!!
無神論者として22年間生きてきたけれど、あまりの迫力に圧倒されて「ここに神が住んでいないわけはない」って思えるような気がした。
キリストとかの神ではなく、水のシンボルとしての神。ヴィクトリアの滝は白龍が20体余りも並んでいるように見えた
たださすがに人が多く、観光客の大半が白人だったり、中のレストランでは使える通貨がUSDだったりと、かなり観光地だなという感じを受けた。
実際写真を撮るにも何をするにも列に並ばなきゃいけなかったり、人が多すぎてあまりゆっくり滝を楽しむ感じじゃないな…という感じはあったけど。
まあ世界遺産だもんね!人が多くて当たり前だよねーとみんなと話す。
写真を撮っていると、あるお姉さんの腕に目が行く…
そこにはなんと墨痕鮮やかに「金継ぎ」のタトゥーが!
金継ぎっていうのは割れてしまった陶器のお椀とかを金で修復すること、もしくはわざと割って金を入れることで芸術作品に仕上げることらしいんだけど(詳しくは調べてみてね)、
最近なんかこれが欧米人の間ではやってるな…というのは薄々感じてた。
「何か不幸があって壊れて/傷ついてしまっても、それを乗り越えればより強く美しい自分になれる」みたいな美学とともにインスタで「Kintsugi」として紹介されてたり、金継ぎのお椀を見かけることが多いなとなんとなく思ってたんだけど、まさかこんなタトゥーにしちゃうとは…
お姉さんに、わたし日本人なんですけど、と話しかけて、「このタトゥーどうしたんですか?」と聞いてみる。
「えっあなた日本人なの!?このタトゥー、あってるよね?Kintsugiって入れたかったんだけど」と言われてびっくりする。
このタトゥーはネットで調べて何度も拡大して間違いがないことを確認して、スイスで入れたらしい。
うん、合ってる!というとお姉さんは「よかった~!日本人に認めてもらえたんなら大丈夫だ!」って喜んでた。
日本人である自分がこういうタトゥーを入れるかといわれると微妙だけど…タトゥーってもう褒めるしかないし(彫っちゃってるから)、その人が幸せならいいと思う。
あとこういうタトゥー見ると毎回、「そのフォントじゃなきゃいけなかったのかな…」と思ってしまう。なんでみんな明朝体で入れちゃうんだろう。
とにかく…みんなで滝を端から端まで歩いて、虹も見られて、大満足で帰ったのでした。
最近はインターンシップで忙しかったり、独立記念日だったり、明日には南アフリカへ飛び立つのでその準備をしたり忙しいんだけど、みんなが読んでくれるの嬉しくてまた書こうって思えてますありがとう~!
また次の記事でね!ありがとう!
9/15 サファリ観光に行ってきた!②リバークルーズでクロコダイルに会えた
昨日の続きだよ~
最初から読みたい人は①から読んでみてね!
〈メモ〉
・本人…Pitzer大学の3年生。留学制度を利用してボツワナと南アフリカに留学してるよ
・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでる
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてる
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。
・セツワナ語…英語と並んでボツワナの公用語。セツワナ語を話せるように、最初の一か月くらい授業を受けてた。
今日はカサネ二日目、早朝のサファリドライブがあるので5時半に起きる。と思ったけどルマーヤの目覚ましで5時に起きてしまった。
ルマーヤと荷物を置き、朝ごはんを食べに向かう。
ジョンがコーヒーを片手に朝日をバックにサルの群れを眺めていた。すごい。
ホテルのすぐ裏に水道があって、そこに野生動物が水を飲みに来る仕掛けになっている。
昨日の夜はなんと、ゾウが水を飲みに来ていた!
サルの群れは数が多いし、もうたくさんいる。
子供とお母さんだったり、メスを追いかけてたり、草をむしって食べてたり、それぞれ自由に勝手気ままに過ごしてる。
それを見ていてなぜかふっと、「人間が一番生物として進化した種ではなく、今地球上に存在する種はすべて種の選択を勝ち抜いてきた種なのだ」っていう言葉を思い出した。
ここにいるどの種だって競争の勝者なんだなあ。どの種だって、進化の最先端にいるんだもんな。
朝はチーズとオレンジとリンゴを食べてお茶を飲んで、6時半にツアーが始まる。みんなで車に乗り込んで気合十分だ。フランスから来たご夫婦も車に一緒。
始まった!!と思ったら、しばらく走ったところで車のエンジンの調子が悪いらしく、仕方なくみんなで宿に戻って別の車に乗り換える。
今度の車は道路をぐんぐん快調に走り、顔に吹き付ける風がとても冷たい。Aジャケット持ってきてほんとよかった…寒い。
と思ったら、がタン!ガガガガガガガと音が轟いて急に車体がガクンと傾く。
恐怖でみんなで顔を見合わせる、ふと見るとタイヤがなぜか私たちと並走している。
呆気にとられて見ているうちにタイヤはどんどん転がり、スピードを落として止まった私たちを追い抜いてどこまでもどこまでも転がってちっちゃくなって見えなくなるところまで行ってしまった。
みんなで呆然としながら車を降りる。
ガイドの人は頭を振りながら、「昨日整備の人が新しくタイヤを付けたばっかりだったのに」と言っている。「ねじがちゃんと締まってなかったんだな」
みんなで車を降りて確認するとタイヤの軸は大きくひしゃげており、ガソリンに引火して爆発とかしなくてほんとによかった、とぶわっと汗が出た。
そうなる可能性もあったかも、と呟くとダニーが真面目な顔で「死んでたかもね」とかいうから頭の芯が冷えた。でも死ななかった。誰もケガしなかった。それが大事!
ガイドさんが応援の車を呼んでくれて、みんなでツアーをキャンセルして宿に向かうことにした。車を待ってる間にジョンとマディソンが色々話をしている。
ガイドさんに「こういうことってよくあるの?」と聞くと「もう毎日のようにあるよ。
サファリカーは長時間走るし、普通の車より全然でこぼこした道を走ったりするからね。」と言っていた。会社が車の整備にお金や時間を使ってないことも一因らしい。
そのあとはモールに行ってルマーヤとショッピング。ルマーヤはスカーフや布、を大量に買っていた。
わたしは白のビーズのピアスを買った。可愛い。
そのあとはみんなでインド屋さんに行ってお昼ごはん。カレーを食べたっけ…お昼ご飯を食べてると、野生のイボイノシシを見かけて大興奮する。
中型犬とか大型犬くらいのサイズがあるんだけど、子供たちに追いかけられてたから全然狂暴じゃないのかな。
日本のたぬきみたいな感じかもしれない。
そのあとはリバークルーズ。
船は苦手だったから不安だったけど、実際始まってみると船は全然揺れなかったし、水を切る風は爽快で楽しかった。
ゾウ!
ワニの赤ちゃん
バッファローにもこんなすれすれまで。
バッファローはすごく狂暴で、widow maker や black deathと呼ばれているらしい。widow makerは未亡人製造器みたいな訳だろうか…難しい。
狩りをした後羽を干してるsnake birdを見たり、水辺でご飯食べてるゾウの親子を見たり、インパラの群れを見たり。
ほかにも、「探検家」livingstonがいたらしい木を見たり、木の解説や鳥の解説やら、ほんとにたくさん聞いた。何を質問しても答えてくれるの、すごいなあ。ほんとに知識が豊富だ…
最後、日も傾きかけてそろそろ帰らなきゃ、ってなったときにガイドさんが急に方向転換して何かと思ったら…ワニがいた!!
大きなワニ。クロコダイルだよ。すごい…水面に、水草のように浮いてた。じっとして動かない。からだじゅうのでこぼこもようは浮島の草と見分けがつきにくい。おぼ同じ色だ。みんな興奮して写真を撮りまくった。すごい、まさか見れるなんて!
ダニーも、正直見れなくてがっかりしてたんだ、ととても嬉しそうだ。
そのあとは夕焼けを眺めながら岸まで帰る。
お腹いっぱい、楽しかった。
今日も読んでくれてありがと!また次の記事でね!
次は何について書こうかな~
9/14 サファリ観光に行ってきた!①夕方サファリはキリンも象もライオンも🦁ナショジオ体験
今回からは、週末を利用してボツワナのカサネに観光に行ってきた話を書くよ!!
前の記事読んだら「次はニワトリ絞めるよ」って言ったのすっかり忘れてた。その記事も書きます、いつか多分…
カサネではサファリパークじゃない本当のサファリで野生動物を間近で見たり、ヴィクトリアの滝を見たり、とにかく一生ものの経験ばっかりだった…!
テンションが上がりすぎて時々文章が変だけど許して!写真だけでも見てみてね!
〈メモ〉
・本人…Pitzer大学の3年生。留学制度を利用してボツワナと南アフリカに留学してるよ
・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでる
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてる
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。
・セツワナ語…英語と並んでボツワナの公用語。セツワナ語を話せるように、最初の一か月くらい授業を受けてた。
カサネ行くためには首都のハボローネから飛行機で2時間弱。空港に行くので朝は4時に村を出発。
緊張しすぎて朝三時半に起きた。もうちょっと寝ていようかと思ったけど、寝過ごすのが怖いしもうあきらめて起きることにした。
着替えを終わらせてリンゴを食べて、4時にバスに乗り込む。みんなでわいわい喋りながら空港まで向かう。
ホテルに着いた!お昼ご飯を食べて荷解きをした後、最初のサファリドライブに出発だ!大きな車に乗って、みんなではしゃぎながら出発だ。
パークに入って5分くらい走ったとき…なんと!シマウマの群れがいた!
ボツワナのシンボルでもある、シマウマ。白と黒のストライプがくっきりしていてなんて美しいのだろう…
たてがみまで綺麗に白黒で、均等な長さで揃っていて、彫刻みたいだ。
うわーーー!すごい!!本物だ!!こんなに早く野生動物見られるんだね!?とみんなで興奮して写真を撮る。
広い草原で優雅に草を食んでいて、それだけで感動してしまった。
ガイドさんから色々解説を聞くんだけど、みんな写真を撮るのに夢中だ。笑
それからも、ギニファウという地面を走る鳥、インパラ、インパラより少し大きくて螺旋状の角を持ってるクードゥー、などを見ながら水辺に向かう。
しばらく走って…
水辺に着いた途端、視界がばあっと開けて、
キリンだ!ゾウだ!すごい!次々と動物が視界に飛び込んでくる!!!
キリンがゆったりと優雅に歩いている。
ゾウが、車に触れそうなほどすれすれを歩いてくる。子供もいる。すごい…大自然が間近に迫って、みんな圧倒されていた。
一番好きだったのは、このシーン。鳥と、トカゲと、ワニの子供の三つ巴…かと思いきや、
トカゲが何か丸いものを食べている!とガイドさんが言ってみんなざわざわした。
もしかしてワニの卵なのか、それとも鳥の卵なのか…なんで両方とも動かないの!?卵食べられちゃっていいの!?
みんなで固唾をのんでハラハラしていたとき、ガイドさんがぼそっと
「あれはかたつむりを食べてるね」って言った。
カタツムリ!エスカルゴか~!だから鳥もワニも動かなかったんだ。
みんなが息を殺して見守る中、「…パリッ」と音が聞こえる。トカゲの顎が動くのが見える。カタツムリの殻を割った音だ!
食事シーンを間近で見れて感動した…!
そしてその次に感動したのが、ライオンを見れたこと!二頭の若い雄ライオンをこんな間近で観れた!
まだたてがみがちょびっとしか生えてなかったからっていうのもあるけど、ごろごろしてたり歩いたりしてるとこはほんとにでっかい猫みたいだった…
実際ライオンに遭遇したら襲われちゃうんじゃないかとか、怖いなあとか思ってたけど、ライオンは実際はこっちに何の興味も示さずのんびり日向ぼっこしてた。
それも猫っぽい。
そのあとはサファリに沈む夕焼けを眺めながらみんなで宿に帰る。
はしゃぎすぎて疲労困憊だったけど、間違いなく見るものすべてが圧倒的で、ナショナルジオグラフィックみたいですごかった。
今日も読んでくれてありがとう!明日はリバークルーズでめちゃデカいワニを見た話を書くよ~!
また次の記事でね!
9/11 ボツワナの進学校「リハエ・アカデミー」に遊びに行ってきた②
昨日の続き!最初から読みたい人は、①から読んでみてね~
昨日書いた分は、ホストシスターが働くリハエアカデミーにお邪魔して、教室で子供たちに挨拶させてもらったり、図書館で司書さんにお話を伺ったりしたところまで!
今日は中庭で生徒たちと実際に喋ったところを書いていくよ~
〈メモ〉
・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでるよ
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてるよ
・セツワナ語…英語と並んでボツワナの公用語。セツワナ語を話せるように、最初の一か月くらい授業を受けていた。
お昼休みの鐘が鳴ったころ、わたしが居させてもらってる物理の教職員室にノックがあって、「質問したいんですけどいいですか」と二人の男の子が質問に来てくれた。
一人はたしかザンビア出身で、もう一人はご両親はインドからの移民でボツワナ出身。アメリカへの大学進学を考えてるみたいで、わたしがアメリカの大学に通ってることを自己紹介で聞いてきてくれたらしい。
SATスコア(共通テストみたいなやつ)、エッセイのコツ、出願のコツ、など受験についての質問を色々される。
質問の内容だけ見るとアメリカや日本の海外受験を目指してる生徒と何ら変わらなくて、本当に優秀な生徒たちなんだなあと驚いた。
そのあとには中庭を歩き回って、生徒たちに何人か話しかけてみた。制服じゃない姿は浮くので、すぐに何人かの子に声をかけてもらう。
10人ちょいくらいお話して、わかったことをまとめると、
- ボツワナだけじゃなくてザンビアやジンバブエ、中国、インドなどいろいろな国から来てる子たちがいる
- 先生は黒人の方や白人の方、インド人、中国人の方など様々
- 「何勉強しているの?」と聞くと、ビジネスや会計学、プログラミング、心理学などいろいろ勉強できるみたい、大学のようにある程度自分で選びたい分野を選んで勉強できるみたいだ
- 高校2年生にもなると受験に向けてガリガリ勉強している
- 中国やインド出身の子は親がボツワナに越してきて、自分はボツワナ出身だという子が多い
- 中国出身の子は圧倒的に英語がわからない子が多かった。ホストシスターと話していても、中国人の子は英語がわからなくて苦労するわーと言っていた
日本やアメリカのことを聞かれたり、なぜかサインを求められたり、いろいろお話しできて楽しかったのでした。
授業はすべて英語で行われているとはいえ、家に帰ったらそれぞれの言語で家族とは会話しているだろうに、大体の子は英語が何の問題もなく話せていてすごいな~と感心しました。
ただ中国人の子との会話は苦労した…もっと中国語磨きたいなあ。
こっちに来てからかなりの回数、中国語もっと勉強したいなあと思っている。どこにでもいる中国人すごいし、どこにいても英語が話せなくても大丈夫なくらい中国人ネットワークがあるということがすごい、ということをひしひしと感じるのでした。
ホストシスターの学校が終わるのを待って、帰路に着く。
ハボローネの市内をまた乗り合いタクシーで帰る。ハボローネ市内はアメリカ郊外都市って言われても違和感ないくらい、雰囲気が似ている。
ただちょっと横を見てみると、牛がトラックの荷台に積まれてたりして、そこはボツワナっぽいなぁてなる。
これから美味しいお肉になるんだろうか…
ハボローネの駅で見た仕立て屋さん。ジャーマンプリントのドレスがとても素敵。
と思ったら、街角で青空仕立て屋さんをしている女性を見かけた。足踏みミシンごと道において、その場でお直しをしてくれるみたい。
ぼーっと見ている間にも、早わざでスカートを縫っていた。すごい!
おそるおそる写真を撮っていいかと現地語でお願いしたら、笑顔で許可をもらえた。
毎回こういう時に、英語で話しかけるのと現地語で話しかけるのでは、返ってくる答えが変わらないかもしれなくてもより笑顔で応えてもらえる確率が上がる気がする…と思いながらへたくそでも現地語で喋ることを頑張っている。
最近は喋ってないから忘れがちだなあ…悲しい。これからも忘れないように使っていきたいな。
駅を通り抜けると人がごった返すバスターミナルに着く。そこで列に並んで、パイやアイス、水を売りながら番号を聞いてくる人たちを適当にかわしつつ、1時間くらい待ってバスに乗る。
市場は熱気があって人も多くて、ボツワナは人口がめちゃくちゃ少ないはずなのに、これだけたくさんの人が毎日ハボローネまで出てきて仕事をしているのか、と感心する。
ぎゅうぎゅうのバスに揺られて家に帰ったら、今日の冒険はおしまい。
今日も読んでくれてありがと~!次の記事ではニワトリを絞めるよ🐓 またね!
9/11 ボツワナの進学校「リハエ・アカデミー」に遊びに行ってきた①
〈メモ〉
・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでるよ
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてるよ
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。
・セツワナ語…英語と並んでボツワナの公用語。セツワナ語を話せるように、最初の一か月くらい授業を受けていた。
今日は、約束してた通りホストシスターの学校に行かせてもらう日!
ホストシスターはハボローネにある私立中高一貫で物理の実験アシスタントとして働いていて、「ボツワナの教育現場に興味があるから学校を見に行ってみたい」と言ったら上司に話をつけて許可を取ってくれた!嬉しい。
マニャーナ村には中高がなく、そのくらいの年頃の子と話す機会もあまりなかったので楽しみだ。
ホストシスターは朝5時半くらいに家を出ているけど、リコはそんな早く来なくていいよ、と言われて9時くらいにバス停でバスを待つ。
バス停には行き先も時刻表も何も書いてないので、待っているおばあさんたちに「ハボローネ?ヒア?」とか聞いて不安になりながら待つ。しばらく待って・・・よかった、バスが来た。
不愛想な運転手に挨拶をして、運賃の17プラを手に用意しておく。ボツワナの田舎道をずっと走って…1時間後、ハボローネに着いた。駅ではホストシスターが迎えに来てくれていた。ここから学校までは歩いても行けるけど、ちょっと遠いのでタクシーで行くらしい。
ホストシスターに連れられて歩いていくと、急に車が何十台も止められた広場に出た。周りでは怖そうなお兄さんお姉さんがこっちを見ている。ホストシスターがそのうちの一人に話しかけ、何かを話している。
なんだろう大丈夫かな、とびくびくしながら見ていると、ホストシスターが戻ってきて「こっち」というのでついていくと、何台も止まっている空の車のうち一つを選んで当然のように乗り込んだ。言われるまま乗り込んで、「運転席に誰も乗ってないけど出発しないの?」と聞くと、あと二人乗ってきて車が満員になるのを待つんだそうだ。
さっきお兄さんと話してたのは、行き先を伝えて、空いている運転手とマッチングしてもらうためだったらしい。
ただ同じ行き先の人を4人集めて車が満員にならないと出発しないらしく、車の中でじっと待つ。
こんなシステムで大丈夫なの?同じ方面に行く人なんていつ来るかわかんないのに?と不安になっていると、あっさり5分もしないうちに人が乗ってきて車が出発した。
一人8プラを払って学校の前まで送ってもらう。
10分くらい走って、学校に着いた!
ホストシスターが働いているのはLegae Aacademy (リハエアカデミー)という私立の中高一貫インターナショナルスクールで、国内でも有名なハイレベルの中高なんだそうだ。
ただボツワナは小学4年生以降の教育は全部英語だから、日本人が想像するインターとはちょっと違うかも…
最初に、ホストシスターが働く物理学科の事務室に案内して同僚の皆さんとお話させてもらう。
みんな興味津々で、日本のことやボツワナでの生活の子と、いろんなことを聞かれてお話した。
ホストシスターの上司にも挨拶して、教室の授業中の子供たちにも軽くあいさつさせてもらう。みんな目をキラキラさせて挨拶してくれる。嬉しい。
そのあとは体育館を見たり中庭を歩いてみたり、図書室を見学させてもらったり。
図書館では司書さんとお話させてもらうこともできた。
最近セツワナ語を学びたがらない子もいること、けど子供たちはフランス語や中国語、日本語などの言語を学ばせるのも大事なこと、図書館の本は大体が英語だけど国内の少数言語や中国語、フランス語など様々な言語の本も置いていること。
すっごく丁寧な方で、急にお邪魔して色々聞いても親切に教えてくれた。
今日も読んでくれてありがと!
書ききれなかったから明日に続くよ~!
9/12 ジンジャークッキー🍪作りを教わった話
〈メモ〉
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてるよ
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てて、わたし以外全員アメリカ人。
・セツワナ語…英語と並んでボツワナの公用語。セツワナ語を話せるように、最初の一か月くらい授業を受けていた。
今日は朝からセツワナ語の授業。明日が最終テストということでみんな朝から黙って勉強している…かと思えば、先生たちが来るまで全然普通に喋ったりわいわいしている。一方で授業中はみんなストレスがかかってるみたいだ。さすがにセツワナ語の授業の全部の50%を占めるテストを控えてるから、そうなるのも無理はないんだろう。
学校が終わった後はみんなでジンジャークッキー作り。
友達のホストファミリーがベーカリーをやってるのおばあさんと知り合いで、彼女の工房にみんなで遊びに行ってジンジャークッキーの作り方を教えてもらった。
小麦粉、シロップ、砂糖、卵、ジンジャーパウダー、とかとかを混ぜて、こねて、伸ばして型抜き。
オーブンで30分くらい焼いたら完成。みんなでわちゃわちゃやってたからか、全部で2時間くらいかかったけど。
みんなでいろんな話をして、わいわいボツワナの形のクッキー作ったりふざけたり写真撮ったり、楽しかった。
一番、可愛い…!と感動したのが、象のクッキー型があったこと。日本じゃ見たことないし、ボツワナは象がたくさんいることで有名だからかな、と考えたりした。
みんなでできたてほかほかのクッキーを袋に詰めてもらたら、それを持って各々家に帰った。
帰った後はじゃぶじゃぶ服を洗濯して、ホストマザーがハボローネから買ってきた百匹くらいもいるひよこを抱っこしたりして、ご飯食べて、伝統的なジンジャービールを一緒に作った。楽しかった。明日飲むのが楽しみだ。
明日セツワナ語のテストだし授業もあるけど全然勉強できてない…まあ、経験>成績だから。そう思って、頑張ろう。
おまけ:
工房に出入りしてた猫ちゃん。可愛かった…
今日も読んでくれてありがと!また次の記事でね~
9/10 ホストファミリーの親戚にボツワナ国歌を披露した話
〈メモ〉
・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでるよ
・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてるよ
・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。
こんにちはリコです~
昨日からは、今までみたいにマニャーナ村でセツワナ語の授業を受ける代わりに、プログラムの一環でハボローネにあるNkaikela Youth Group(ンカイケラ・ユース・グループ)でみんなでインターンをしているよ。
家に帰ってくるのが18時過ぎになっちゃうのと最近停電や断水が多かったりで、なかなか毎日更新できない…
なるべく頑張ります
今回は日曜日にホストファミリーの家族に会いに行った話だよ!
今日は朝から熱っぽくて喉も痛くて頭痛と全身の倦怠感とともに起きた。
風邪っぽくて、直感的にこれはだめだな、と思って教会に行くのを断って家で大人しく寝ていることにする。申し訳なかったけど。
疲れてるから仕方ないね…。
ホストマザーとシスターは教会に行っていて、ホストブラザーもどこにいるかわかんないので、一人で料理したりしてのんびり過ごす。
そういえばこの二日間野菜をほとんど食べてなかったな、そりゃビタミン不足で口内炎もできるわ、と思い当たったのでレタスのお浸しを作り、トマトをもりもり食べ、オレンジを食べてビタミン&食物繊維補給をした。
ホストファミリーが帰ってきた後、急遽ラモツヮに行くよと言われた。ラモツワはホストマザーの実家があるところで、マニャーナ村からは車で30-40分くらいのところにある。人口はマニャーナ村の5,6倍はあるみたいだ。
ホストマザーは嫁いだ時にマニャーナ村に越してきたんだけど、今も月に1,2回村に帰って親戚に会うし、大体の親戚もラモツヮに住んでいると教えてくれた。
初めて挨拶することになるので、大丈夫かな…英語通じるかな…と緊張しながら着替え、いそいそとホストブラザー(運転担当)が返ってくるのを待つ。
ホストブラザーが帰ってきたので車で出発する。
途中彼が酒屋に寄ったと思ったら、ビールの瓶を二本抱えて出てきて、そのまま運転席で飲みながら運転し始めてたのは目を疑った。
さすが…なんだろうか。もうよくわかんない。
途中ホストブラザーの娘とホストシスターをピックアップして、いよいよラモツヮに向けて出発。
ボツワナの原野の中、舗装された二車線の道路をグングン進む。数えきれないほどのヤギと牛と何もないステップ気候の原野を眺めたあと、45分くらいでラモツヮに着く。
親戚の家を二軒回って、ホストマザーの両親、両親の兄弟、その娘夫婦、子供たち、犬、などに会う。
みんな私に会ったのをすごく喜んでくれ、拙いセツワナ語で挨拶すると満面の笑みで大喜びしてくれる。
ホストシスターが「ねえねえこの子、セツワナ語が少し話せるんだよ」と言って、全員の前でセツワナ語で1~10の数字, 曜日、食べ物を言われるままに披露する。
「5」をなんていうか忘れたし、「土曜日」を「洗濯」と言い間違えたし、食べ物を5個言うのに10秒くらいかかったけど、それでもみんなにこにこ頷きながら聞いてくれる。
さらには
「ボツワナでの今までの経験を話してごらん」とセツワナ語のテストで先週やったこととそっくり同じことを聞かれ、冷や汗をダラダラ流して脳みそをフル回転させて答える。
「日本から来ました」
「ボツワナの食べ物は美味しいです」
「わたしはこの家族が好きです」
何のひねりもない文章でも、わたしの一種懸命な様子を見てか、みんないちいち歓声を上げて喜んでくれる。
頑張ってセツワナ語を勉強した甲斐があるというものだ…。
あとで聞いた所によると、ボツワナの国歌をまるまる歌えたのが特に感心したらしく、(授業で練習させられた)、「私でも知らないのに!」「今からでも練習する!」とホストマザーのお父さんが言っていたと聞いた。
ありがたいことにわたしの訪問は好意的に受け取ってもらったらしく、
「あんなにセツワナ語を喋れるなんてすごい」「あの子は賢いね~」「頭がいいし美人だね」とか褒めていただいたらしい。て、照れますな~(〇れよんしんちゃんボイス)
やっぱりホームステイして地域に長く滞在する中で、現地の言語を学ぶことは想像以上に大きな意味を持っているのだなと実感した。
少し現地の言葉を知っているだけでこんなに喜んでくれて、英語だけを喋っているより何倍も受け入れてもらいやすくなる。
ラモツヮはマニャーナ村より6倍近くの人口のある村で、のどかな田舎の村という印象のマニャーナ村と違って、小さな都市のようなイメージ。
大きなチェーンのスーパーがいくつもあったり、図書館や病院、教会の建物も手書きの看板とかはなく綺麗なコンクリで建てられている。
走っている車も歩いている人も圧倒的に多く、賑やかさがある。
今までハボローネとマニャーナ村にしか行ったことのなかった自分のボツワナ観に深みが増した。
最後にスーパーに寄ってみんなで買い出し。そしてポテチを食べながら車に揺られて帰る。ああー、楽しかった。
家に帰ってきてから面白いことを聞いた。
ホストマザーは月に1,2回ラモツヮに帰るんだけど、そのときにホストマザー含め12人で作るグループがあって、近況報告したりお金を毎回出し合って、みんなで積み立てしてるんだって。
冠婚葬祭があったときや出費があったときに備えてグループを作ってサポートしあうのは、ボツワナではよくあることらしい。
急にこの仕組みに興味がわいてきた。チョンキンマンションを思い出す。二個目のペーパー、この仕組みについて書いてみようかな。楽しみ。
今日も読んでくれてありがと!!また次の記事でね~