ぴっつぁー大学留学記/Pitzer College blog🌵

アメリカの大学に進学して感じたことを率直に記録していくブログです

9/10 ホストファミリーの親戚にボツワナ国歌を披露した話

〈メモ〉

・ハボローネ…ボツワナの首都。わたしはそこから1時間くらい離れたマニャーナ村に住んでるよ

・ホストファミリー…ホストマザー、30代のホストシスター、ホストブラザーの3人のおうちにステイしてるよ

・みんな/友達…一緒に留学してる9人。Pitzer含め色んな大学から来てる。わたし以外全員アメリカ人。

 

こんにちはリコです~

昨日からは、今までみたいにマニャーナ村でセツワナ語の授業を受ける代わりに、プログラムの一環でハボローネにあるNkaikela Youth Group(ンカイケラ・ユース・グループ)でみんなでインターンをしているよ。

 

家に帰ってくるのが18時過ぎになっちゃうのと最近停電や断水が多かったりで、なかなか毎日更新できない…

なるべく頑張ります

 

今回は日曜日にホストファミリーの家族に会いに行った話だよ!

ホストマザーの兄弟たちと!みんなすっごくフレンドリーに接してくれたよ

今日は朝から熱っぽくて喉も痛くて頭痛と全身の倦怠感とともに起きた。

風邪っぽくて、直感的にこれはだめだな、と思って教会に行くのを断って家で大人しく寝ていることにする。申し訳なかったけど。

疲れてるから仕方ないね…。

 

ホストマザーとシスターは教会に行っていて、ホストブラザーもどこにいるかわかんないので、一人で料理したりしてのんびり過ごす。

そういえばこの二日間野菜をほとんど食べてなかったな、そりゃビタミン不足で口内炎もできるわ、と思い当たったのでレタスのお浸しを作り、トマトをもりもり食べ、オレンジを食べてビタミン&食物繊維補給をした。

 

ホストファミリーが帰ってきた後、急遽ラモツヮに行くよと言われた。ラモツワはホストマザーの実家があるところで、マニャーナ村からは車で3040分くらいのところにある。人口はマニャーナ村の5,6倍はあるみたいだ。

ホストマザーは嫁いだ時にマニャーナ村に越してきたんだけど、今も月に1,2回村に帰って親戚に会うし、大体の親戚もラモツヮに住んでいると教えてくれた。

 

初めて挨拶することになるので、大丈夫かな…英語通じるかな…と緊張しながら着替え、いそいそとホストブラザー(運転担当)が返ってくるのを待つ。

ホストブラザーが帰ってきたので車で出発する。

途中彼が酒屋に寄ったと思ったら、ビールの瓶を二本抱えて出てきて、そのまま運転席で飲みながら運転し始めてたのは目を疑った。

さすが…なんだろうか。もうよくわかんない。

途中ホストブラザーの娘とホストシスターをピックアップして、いよいよラモツヮに向けて出発。

 

ボツワナの原野の中、舗装された二車線の道路をグングン進む。数えきれないほどのヤギと牛と何もないステップ気候の原野を眺めたあと、45分くらいでラモツヮに着く。

 

親戚の家を二軒回って、ホストマザーの両親、両親の兄弟、その娘夫婦、子供たち、犬、などに会う。

ホストマザーの両親、兄妹、たちと

みんな私に会ったのをすごく喜んでくれ、拙いセツワナ語で挨拶すると満面の笑みで大喜びしてくれる。

ホストシスターが「ねえねえこの子、セツワナ語が少し話せるんだよ」と言って、全員の前でセツワナ語で1~10の数字, 曜日、食べ物を言われるままに披露する。

「5」をなんていうか忘れたし、「土曜日」を「洗濯」と言い間違えたし、食べ物を5個言うのに10秒くらいかかったけど、それでもみんなにこにこ頷きながら聞いてくれる。

さらには

ボツワナでの今までの経験を話してごらん」とセツワナ語のテストで先週やったこととそっくり同じことを聞かれ、冷や汗をダラダラ流して脳みそをフル回転させて答える。

 

「日本から来ました」

ボツワナの食べ物は美味しいです」

「わたしはこの家族が好きです」

 

何のひねりもない文章でも、わたしの一種懸命な様子を見てか、みんないちいち歓声を上げて喜んでくれる。

頑張ってセツワナ語を勉強した甲斐があるというものだ…。

あとで聞いた所によると、ボツワナの国歌をまるまる歌えたのが特に感心したらしく、(授業で練習させられた)、「私でも知らないのに!」「今からでも練習する!」とホストマザーのお父さんが言っていたと聞いた。

ホストマザーのお父さん(左)


ありがたいことにわたしの訪問は好意的に受け取ってもらったらしく、

「あんなにセツワナ語を喋れるなんてすごい」「あの子は賢いね~」「頭がいいし美人だね」とか褒めていただいたらしい。て、照れますな~(〇れよんしんちゃんボイス)

 

やっぱりホームステイして地域に長く滞在する中で、現地の言語を学ぶことは想像以上に大きな意味を持っているのだなと実感した。

少し現地の言葉を知っているだけでこんなに喜んでくれて、英語だけを喋っているより何倍も受け入れてもらいやすくなる。

 

ラモツヮはマニャーナ村より6倍近くの人口のある村で、のどかな田舎の村という印象のマニャーナ村と違って、小さな都市のようなイメージ。

大きなチェーンのスーパーがいくつもあったり、図書館や病院、教会の建物も手書きの看板とかはなく綺麗なコンクリで建てられている。

走っている車も歩いている人も圧倒的に多く、賑やかさがある。

今までハボローネとマニャーナ村にしか行ったことのなかった自分のボツワナ観に深みが増した。

 

最後にスーパーに寄ってみんなで買い出し。そしてポテチを食べながら車に揺られて帰る。ああー、楽しかった。

家に帰ってきてから面白いことを聞いた。

ホストマザーは月に1,2回ラモツヮに帰るんだけど、そのときにホストマザー含め12人で作るグループがあって、近況報告したりお金を毎回出し合って、みんなで積み立てしてるんだって。

冠婚葬祭があったときや出費があったときに備えてグループを作ってサポートしあうのは、ボツワナではよくあることらしい。

急にこの仕組みに興味がわいてきた。チョンキンマンションを思い出す。二個目のペーパー、この仕組みについて書いてみようかな。楽しみ。

 

今日も読んでくれてありがと!!また次の記事でね~