ぴっつぁー大学留学記/Pitzer College blog🌵

アメリカの大学に進学して感じたことを率直に記録していくブログです

9/8 ボツワナ日本大使館でお話を聞いてきたよ①

こんにちは!久々の更新になっちゃった、リコです

今週末はボツワナの北にあるチョベ国立公園でサファリを堪能してきたから更新はお休みでした、その時の話もいつか詳しく書きたい!

今日からは、週末ハボローネに遊びに行ってボツワナ日本大使館でお話を聞いてきた時の話を書いていくよ~

今日のハイライト!大使館の皆さんはとっても優しくて、充実した2時間でした

〈メモ〉

・ハボローネ…ボツワナの首都。普段はハボローネから車で1時間くらいかかるマニャーナ村にホームステイしてる。

・みんな/友達…ピッツァー含め色んな大学から一緒に留学してる8人。全員アメリカ人。

 

今日は朝早く友達と学校で集合して、みんなでバスに1時間ゆられてハボローネへ。

オリエンテーションでハボローネにいたとき、仲良くなったBotho大学の学生に「パーティーがあるからおいでよ」と誘われたので、みんなでハボローネで週末を過ごすよ

 

最初にみんなで布屋さんに寄る。

来る930日、ボツワナ独立記念日に向けて伝統のジャーマンプリントの服で記念日をお祝いするためだ。

布屋さんに着いてみんなのテンションがぶち上がる。やっぱり青が多いんだけど、緑、黄色、茶色、赤、オレンジ、いろんな色の精緻な模様の布がずらっと並んでて本当にきれいだった

 

私が買ったのはこの生地!

友達もこの生地を買うか迷ってた、かわいいよね

雨が滴り落ちるような、クジャクの羽のような模様が綺麗でこれに決めたよ。

この生地でワンピースを作ってもらおうと思ってるんだけど、日本帰ったらこれ着れなくね?って冷静になりつつある自分がいる…嫌だ…冷静になりたくない…

 

ちなみに、ボツワナでは特に若い人は大半が洋装を着てるんだけど、年配の方だとまだまだ生地を布屋さんで買って、村の仕立て屋さんで仕立ててもらうことが多いみたい

 

ジャーマンプリントについてはこの記事で詳しく書いたので、興味ある人は読んでみてね~

t.co

ちなみに、家に帰ったらなんとホストマザーも同じ布で仕立てられたワンピース持ってた。

おそろだ!!

 

ひとしきり「お揃いだ!」って盛り上がったあと、わざわざドレスに着替えてくれたホストマザー。素敵

みんな各々迷いながら布を買い、布屋を後にする。時間の都合であんまりいられなかったんだけど、もっと色々見たかったなあ。

そのあとはモールでお昼ご飯を食べて、みんなはクラフトマーケットへアクセサリーや伝統工芸品を買いに、わたしは事前にアポを取ってた日本大使館へお話を伺いに行ったよ。

 

モールからタクシーで10分…大使館に着いた!!

トルコ大使館も同じビルに入っているらしい

 

大使館へ行ったらボツワナの伝統ダンスを見るイベントでお会いした菅原さんが応対してくださったよ!

その時の話はこちら↓

t.co

今回お話をメインで伺ったのはこのお二人!

吉田さんは総務省から外務省に出向されていて、ボツワナと日本の外交についてやODAをメインに仕事をされているそうだ。

もうひとりは相澤さん。外務省に努めているわけではなく、専門調査員としてボツワナの政治について調べ、必要があれば外務省にレポートを書くのが仕事なんだそうだ。

 

わたしのメモが不完全なのと、紙幅が限られているので(言ってみたかった)全部書けないのが残念でならないけど、文字に起こせるだけ起こすから是非読んでみてね!

ディープに話を聞けてめちゃくちゃ興味深かったし、ボツワナと日本の外交について知れる場面なんてそうそうないからみんなにもぜひぜひ読んでほしい~

 

ちなみに、在ボツワナ日本大使館のサイトはこちら!日本文化を広めるイベントも行ったりしてる、覗いてみてね~

www.botswana.emb-japan.go.jp

 

以下、質問して教えてもらった内容を書いていくよ~

 

Q:吉田さん、バックグラウンドとお仕事の内容を教えてください

A

  • もともと総務省で働いていて、ODAの国内版みたいなことをやっていたけど、このままでいいのかなと思って出向を決めた
  • この仕事に着いてから15年くらい
  • ボツワナと日本の外交についての仕事、ODAや技術協力、補助金を出してインフラ整備を手伝う仕事など
  • ボツワナはダイヤモンドが豊富なので他のアフリカ諸国に比べて所得が高い一方、他の産業が伸び悩んでいるので日本のノウハウを使って産業支援をしている
  • 特に観光セクターで、対外発信やホスピタリティのトレーニングなどを日本のノウハウをシェアしている
  • ボツワナ内陸国で港がないので、物流の強化にも取り組んでいる
  • 今はダイヤモンドで得られた資本を政府が再分配するという社会主義っぽい構造になっているので、新たな産業支援や産業人材育成の分野を特に強化している
  • 中ー高所得国とはいえ、相対的貧困層の格差解消、経済成長を通じての富の再分配を進めている

 

:相澤さん、バックグラウンドとお仕事の内容を教えてください

A

  • イギリスの大学院で国際教育開発学を学んだあと、総合コンサルで働いていた
  • JICAインターンボツワナに来ていたことがあり、専門調査員の試験に通ったのでボツワナに戻ってくることを決めた
  • 将来は国際機関で働くことが目標
  • 専門分野はボツワナの外交についてで、SADC(南部アフリカ開発共同体)などボツワナの政治関係について調べ、必要があればレポートを書くのが仕事

 

Qボツワナについて、また、ボツワナと日本の関係について教えてください

A

  • アフリカの国といっても、ボツワナは植民地支配を受けたことがないという点でかなり変わっている国
  • 植民地支配を受けたことがないゆえに、反米・反欧的な思想もあまりない
  • ボツワナがここまで成功した要因は、ダイヤモンド資源の他にも、初代大統領、セレツェ・カーマの功績も大きいのではないか
  • 彼は当時異人種間結婚がタブーだった時代にイギリス留学時代に出会った白人の女性と結婚するなどオープンマインドな持ち主だった
  • 彼がダイヤモンド産業や教育に補助金を出したことも、国民の生活の質を向上させられた一因だったのではないか
  • ボツワナと日本との関わりという点では、ボツワナは日本人にはあまり馴染みがない国で、邦人人口も20-30人しかいない、しかもほぼJICA職員
  • だが、民主主義や平和主義など国の理念は近いものがあり、植民地にならなかった国という点も共通している
  • JICA職員や青年海外協力隊の派遣は少ないながらも30年以上続いており、橋を建設したり地デジの導入をサポートしたりしている
  • NHKが開発した方式(何の方式かは忘れちゃった)を、アフリカ諸国で初めて導入した国
  • ボツワナはアフリカ諸国の中では珍しく中ー高所得国に分類されるが、低所得国や貧困国のカテゴリーではないと圧倒的に受け取れる支援の種類が減る。無償資金援助の対象には該当しなくなり、援助の内容も技術協力のみなどになる
  • その中でも、日本政府とボツワナ政府はJICA青年海外協力隊を通じて産業開発、コミュニティ開発、理数系教育の支援などを続けている

 

まだまだ書きたいこといっぱいある…!中途半端だけど明日に続くよ!

読んでくれてありがとう!また次の記事で~!