ぴっつぁー大学留学記/Pitzer College blog🌵

アメリカの大学に進学して感じたことを率直に記録していくブログです

8/26 道端で「結婚しよう」と言われたり、ヤギの赤ちゃんの声量を感じたり🐐

8/26

26に書いたものをそのままお届けしています〜

 

土曜日の朝。

7時くらいに目が覚めてもっと寝ていたい…とうつらうつらしながら8時まで寝る。昨日、何時に起きればいい?と聞いたら全然そんなこと考えなくていいよ~!明日土曜日だよ!と言ってたのに7時過ぎからみんな全然活動してる。めっちゃ声も聞こえる。まじか…もっと早く起きなきゃかな。

 

9時くらいにのそのそ起きていったらmaに「もし10時まで寝てたら起こしに行ってたとこだったよ」と言われる。ええ…九時って土日の普通に起床時間じゃないのか。むしろ9時なら優等生では?


f:id:orange_renard:20230901010204j:image朝は一杯のルイボスティーから始まる。

 

パンにピーナッツバターを塗ったものを2枚食べて、maに緑茶を淹れる。「他の中国茶や緑茶と同じ味がする」と言われてちょっぴり残念な、がっかりする気持ち。ティーバッグだし何を望んでんだって感じだけど。

 

珍しく説明を読んで30秒待って5回振って取り出してってちゃんと作ったから、他のと同じ味、って言われてちょっぴりそうかぁ…っていうのもあるけど、緑茶とか中国茶ってよく飲むんだ、そんな珍しいものじゃなかったのかあ、プレゼントとしての価値あんまりなかったなーもっと他のものあげればよかった…残念…という気持ち。

 

がっかりが顔に出てたのか、ma中国茶と一緒の味って言われたことにわたしが気を悪くしたと思ったらしく、「ごめんなさいね、けどボツワナには中国人しかいないし、中国のものと日本のものって見分けがつきにくいのよ」と謝られた。全然怒ってない!大丈夫だよ。

 

ホストマザーが小さなランプみたいなものの手入れをしていた。停電が起きた時、使えるようにと手入れしているんだそうだ。理科で昔使ったアルコールランプを大きくしたみたいな見た目だ。パラフィンを入れて使うらしい。

調べてみたらパラフィンとはろうそくとかクレヨンの原料になる、柔らかい油のことなんだって。へええ。戦後日本でも使ってたってどっかで読んだ気がする。パラフィン紙のパラフィンかあ。

この前も実際に停電になったし、何時間か電波が通じないこともあったし、備えておくのは大事なんだろう。

午前中はカタカタブログの記事書いて、お昼食べて、午後は家族の農場に行った。なんとRmaya(友達)のホストファミリーのおうちと家族ぐるみの付き合いで、農場を一緒に持ってるらしい。すごいや。お金のことで揉めたりしないのかな。友達と一緒にビジネスってなかなかできないけど。

 

トラックに揺られて、ガタガタ10分くらいかけてRamyaのおうちに行って、Rmayaのホストマザー、ホストファザー、ホストシスターを迎えに行った。

みんなでトラックに5分くらい乗って、だだっ広いフィールドに着いた。

 

そこでひたすら牛の糞を避けながら、枯れて棘だらけの枯れ草の中をしばらく歩いて、ひつじたちが草を食んでいるところに着いた。なんだろうここと思っていると遠くからカランコロンカウベルの音が聞こえてきて、遠くからalex(ホストブラザー)が牛の群れを追い立ててくるのが見えた。全部で38頭いるんだって!生まれてまだ1か月の赤ちゃんもいて、可愛かった。小さかったな~~~牛の赤ちゃん。

牛たちを追い立てて移動させて草を食べさせて、ひたすら歩いて元の位置に戻ってきた。ここではアメリカのでかいファームで行われてるみたいに狭い囲いに閉じ込めないし、牛たちは生えてる草を勝手に食べるし、現在の主要な畜産業とはかけ離れたすごく低コストでサステナブルな畜産業が行われてるように見える。非効率的なのかもしれないけど。

 

そのあとはみんなでヤギの囲いに行った。人間を見るとめえ~めえ~と言いながら駆け寄ってくるのが可愛かった。ヤギの囲いの中にも産まれてすぐの赤ちゃんが何頭もいて、ぴょこんぴょこん飛び跳ねてるのが本当にかわいかった。Ramyaと二人で変な声が出た。ダメもとでホストシスターに「赤ちゃん、抱っこしてみてもいい?」と聞いたらalexが一匹捕まえてくれた。めちゃくちゃ暴れてたし「め゙えええーー!!!」とすっごい叫ぶのでめっちゃかわいそうな気持ちになったけど抱っこさせてもらった。見た目より重かった。可愛い。

 

帰ってきてからは疲れてしばらくベッドで休んだ後に散歩。近くのお店でジンジャーエールを買おうと思ってBrandon(友達)家のほうに歩いてたら明らかに怪しい人に話しかけられた。黒い車がスーーーッと速度を落として近づいてきて男の人が窓を下げて色々話しかけてきた。helloとかどこにステイしてるんだと聞いてきたり、"you're beautiful"と繰り返したり、"Can I tell you something…you are beautiful" とちょっともったいぶってみたり、"hey…I want to marry you"とか言ってみたり、車のエンジン音と風の音、英語に癖があったせいであんまり聞き取れなかったけどとにかく怖かった。

no, I'm too young to marry How old are you? 20. In Botswana it's 18 and you can marry! いいわけねえだろ失せろバーカ。この間もどんどん歩いてるのにわたしの歩く速さに合わせて車を進めてきて、道の端っこ歩いてるのにスレスレに運転してきて怖かった。

 

車のドアがさっと開いて中に引きずりこまれることはよくあるらしいし、やっぱ一人で歩くもんじゃないなと思った。夕方とはいえまだ全然明るい時間だったのに。no, noとか言ってたら諦めたのか車はすっと走っていった。けど怖いな。明らかに私が外国人だとわかって狙ってるわけだもんね。

 

歩いていったら橋のたもとで男の子とすれ違う。Hiと軽くあいさつを交わす。男の子が振り返ってなにか言ったので聞き返す。

「お金持ってない?」

なんでわたしに聞くねん。やっぱり明らかに外国人ってわかるとお金持ってると思われるんだろうか。持ってるけど。あげるわけにはいかないよ…。「持ってないよ。ごめんね。」しれっと嘘をついて、歩き出す。また少し行くと、おじいさんとすれ違った。dumela~とほかのどの人にもするように現地語であいさつする。そしたら「一つ聞いてもいいかい?」「スマホの使い方を教えてほしいんだけど…」と色々話しかけられる。この人も英語の癖が強くて何を言ってるかなかなかわかりにくい。一生懸命理解に努めたものの、何を教えてほしいかよくわからないし困ってしまったのでごめんなさい、別の人に聞いてくださいと言って歩き出す。ごめんね。

複数人と歩いているときより、一人で歩いているときの方が圧倒的に声をかけられる率が高い。そして不思議にも、帽子をかぶっているときよりいないときのほうが圧倒的に話しかけられる。顔が見えやすいので外国人だと一目でわかるからだろうか。

 

疲れてしまったが近所のスーパーに行くことにした。小さな露店をやってるおばちゃんたちとセツワナ語でいくつか話す。おばちゃんたちはみんなあったかい。優しい。そこのスーパーは今まで行った中で一番いろいろ売ってた。ノートブックやお菓子、ジュース、ニベアとかの洗面用品も売ってた。ジンジャーエールがないのだけ残念だけど。明日は家族で協会に行く日。ふう。ハボローネにも行く予定、みんなで行けるといいな。

 

そういえば、このブログの月間PVが100を超えました!すごい!ありがとう!!

こんな殴り書きを読ませてごめん、という気持ちに襲われるとともに、これは自分の為でもあるし、ボツワナ🇧🇼という国のことを知りたいと思ってる人がいればささやかな情報源になれるかな、という思いもあったり…

とにかく読んでくれてありがとう!また次の記事で!

 

中国語の表記。優しかった市場のおばちゃんたち。