ぴっつぁー大学留学記/Pitzer College blog🌵

アメリカの大学に進学して感じたことを率直に記録していくブログです

8/21 2000年前の壁画を見に行った話

8/21 日記

 

21日当日に書いたものに注釈をしたり少し削ったりしています。みんなもこれでボツワナ気分を味わってみてね

 

7時過ぎにオンパティーレが起こしに来る。maについていくとニワトリの餌やりをやらせてくれる。"ちっちゃい子たちにお米を投げてあげて"と言われても小さい子らが見当たらず、とりあえずmaが投げていたほうに投げるとおかあさんのふくふくの羽の下からヒヨコがぴょいぴょいと飛び出してきて思わずうなってしまった。可愛い。

 

熱いお湯を沸かしてくれ、お湯を浴びる。時間がないので着替えて家を出る。「誰か待ってるよ」と言われて出るとjohn(友達), buyo(友達のセツワナネーム)がいた。明日こそお茶を飲む。

友達(John)と彼の家のホストブラザー。名前はswwetse.

※オンパティーレ/Ompatile…ホストシスター。この家での大体のわたしの面倒を見てくれる。30歳くらい。学校で物理の先生をしているけど、今は学校はお休みなので家にいる。

 

※セツワナネーム…「村に着いたらホストファミリーがセツワナネームをつけてくれるよ」とプログラムの人に言われていたものの、ハボローネのホテルのスタッフがみんなにつけてくれた。

 

友達は「マトゥーセ(手助けする人)」「レセーディ(光)」「カトレーホ(幸福)」などの名前をもらっていた。どうやって名付けたのか気になるけど多分雰囲気で何となくつけてる。わたしのは「ナレーディ(星)」。結構気に入っている。

 

8時半にやっと先生が来る。みんな、ホストファミリーがどうだったかの話でもちきりだ。そこから13時までみっちりセツワナ語の授業。きつい…。終わったら、お昼ご飯。二人のおばさんが毎日どこかで用意して車で持ってきてくれるんだけど、本当に美味しかった。モロホ(ほうれん草のこと)、ほくほくしてクリーミーなポテトのサラダ、お米、塩味のグリルチキン、お茶、いくつかのフルーツ、とかとか。美味しかった。

ランチタイムが毎日の楽しみ

学校が終わったらみんなで家に帰る。ホストブラザーシスターたちが迎えに来てくれてた。

 

家に帰って、ホストマザーとシスターと学校で何を習ったかとか、をひたすら雑談。ノートのセツワナ語の文章を読み上げて聞かせたり、ボツワナについてどう思うか、日本の家族と話すか、何を話すか、ボツワナ、マニャーナ村についてどう思うか、色々聞かれた。

 

そのあとはみんなで壁画を見に行く。岩に描かれた壁画を観る。レイヨウだ!キリンだ!インパラだ!すごい。キリンはくっきり。すごかった。2000年前のものだって。すごいなあ。こんなとこにあるなんて。やっぱり色は薄かったけど、すごいや。

壁画の描かれてた岩。マーブル模様が鮮やか

キリンの群れがサバンナを歩いている

右を向いたインパラが左下あたりに描かれている 結構わかりづらいけどわかるかな

ガイドしてくれたおじさんと何頭かの動物たちが左上に見える

 

そのあとはかえって料理を少し手伝う。砂肝とレバーのにんじん玉ねぎトマト煮込みと、スパゲッティ。てっきりパスタソースだと思ってたからびっくりした。別なのね。美味しかった。レバーはほくほくで、砂肝はぷりぷりだった。日本以外でも砂肝やレバーって食べるのね。ちょっと手伝えたので嬉しい。

早く食べたくて急いで撮ったのでブレブレ

 

夜ごはんの後は裏庭でゆっくりする。ここは、東京の狭い空に慣れた身では平衡感覚がくるいそうになるほど空が広い。それから星が綺麗だ。月が邪魔になるほど星が見える。天の川を肉眼で見たのなんていつぶりだろう。写真を撮ろうとしたけど映らなかった。

影の黒さが美しい

火起こしを手伝う。火がすごくきれい。まきの燃える匂い。夕方の光、夕焼け、澄んだ空気、特に朝の澄んだ空気。朝の方が湿度が高くて、空気がひんやりしてて、日本の秋や早めの冬の朝を思い出す。秋や春の朝なんて、もう何年も…というのはうそだけどもう3年は体験してないなあ。でもあと1年待てば再来年にはまた秋を迎えられる。ここは人もすっごくフレンドリーだ。みんなdumela~って言ってくれる。Ompaileと大きないちじくの木の話もした。見に行ってみたいな。疲れた。寝る。また明日。

 

 

※dumela...セツワナ語で"こんにちは"の意味。誰に言っても笑顔で"dumela, mma!"と返してくれる。

 

お気に入りの壁画。謎のP(?)。 

早いものでもう8月が終わる…ここに来てから2週間が経った。

自分はよく「ホームシックとかならなそう」「全然平気そう」と言われるんだけど全然なる。東京が恋しくなる。味噌汁とかファミチキとか自販機とか、もうめちゃくちゃ恋しくなる。自分で選んで行ってるんだろって言われたらそうなんだけど。

そんなときは、渋谷や新宿のライブカメラをぼーーっと見たりする。東京とリアルタイムに時間を共有することで、友達や自分の慣れ親しんだものに直に繋がれてる気がして嬉しいのだ。

もしあなたが、渋谷のスクランブル交差点に行く事があったらわたしがぼーっと見てるかもしれない。(怖)

 

いつも読んでくれてありがとうございます!また次の記事でね!